変容することを決めること
変わりたい、今の状態よりももっと良くなりたいと思う人は多いはずです。
アーユルヴェーダのセラピストをしていて、そこにいらっしゃる方の目的は様々ですが
精神的疾患を持たれる方もいます。
なぜアーユルヴェーダを求めたのか伺うと、
『薬を減らしたい。』
『自然の力で良くなりたい。』と仰ります。
カウンセリングをしていくと、
食生活は大体コンビニ、パンが多いのが印象です。
生活は不規則。
口癖は、〜しなければいけない、人に●●言われる、など。
責任感が人よりも強く、私がやらねばという方が多いですね。
そう思うと、多くの日本人がうつ病などになりやすいのではないかというのが現状ですね。
アーユルヴェーダは生活全般を見直し、病気を治すために
食生活、生活、五感を癒す、休息の重要性、自分の取り扱い方などを変えます。
あと大切なことは
ご本人が幸せになることを決められるかどうかだと。
アーユルヴェーダの薬草オイルでのマッサージ〈油剤法と発汗〉は驚くほど癒しの効果があり、過剰なドーシャを排出します。
ドーシャが過剰になることで病気を引き起こすからです。
その後、施術とカウンセリングを繰り返していくと、
食生活は無理のない範囲で変わり、自分を取り扱う言葉が変わります。
例えば、
●●に言われたんですね。⇨私は●●したいです。
頑張らなきゃいけない。⇨もうしょうがないですね。
など、うっかり聞き逃しそうになりそうですが、聞き逃しません。
しかし、変革の過程でアップダウンはあります。
症状が改善してる段階で、
自ら自分で自分の首を絞めるようなことを行う。
良くなってきたと過信して何か役割を担ってしまう。などです。
これは側から見ると、過去に引き戻そうとするご本人の潜在意識が働いているなと感じます。
表面上では変わりたいと言っているが、
変わることの恐れ、現状維持の心地よさなどでしょうか。
そういったときはお話を聞いて、
休息と自分にとっての心地よさを求めてもらうようにしています。
ご本人が変わることを決めることを伝えるタイミングを図る必要性があると思いますが、
この決断の力は計り知れないと思います。
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